遺言書を書いてほしいがどうしたら・・・

目次

遺言書を書いてもらいたいがどの様に話すか

欧米と違い、日本では遺言書を書くという習慣がまだ定着していません。

 それでも、遺言書の必要性を説く書籍も増え、

テレビや新聞などのマスコミでも取り上げられる

機会が増えてきました。

近年では、親に遺言書を書いてほしいと思う人が

増えているようです。

今回は、どうすれば親や身内に遺言書を書いて

もらえるかをテーマに執筆しました。

まずご自身の気持ちから

遺言書の必要性は分かっているけれども、

遺言書=「死に向かう準備」のイメージがあります。

親などに遺言書の話をするのは気まずくもあり

また悲しいような気もします。

遺言書を書くであろうご本人はもちろん、伝える側も

そのような気持ちになるのは自然な事です。

しかし、人は100%死んでしまいます。

それに備えることにメリットがあるならば

非常に合理的な事です。

「合理的とかって・・・」理屈じゃないですよね。

大切なのは気持ちの問題です。

せめて、伝える側の人はマイナスのイメージを改めることが

始まりと思います。

率直に伝えるのはイチかバチか

もし、親と日常のコミュニケーションを頻繁にしていて、

常日頃なんでも話している場合。

あるいは、話しにくいことでも耳を傾けてもらえる

自信がある場合には

 率直に伝えてみても良いかもしれません。

自然に、穏やかに話ができれば

「なるほど遺言書を書いてみるか」

となるかもしれません。

ポイント
①キッカケをとらえる
・近しい方が亡くなったとき
・テレビなどで遺言に関する番組があったとき
ある日いきなり話し出すのではなく
キッカケをとらえて、自然に切り出すのが
良いでしょう。
②遺言書がない場合のリスクや
遺言書のメリットを伝える。

でもこれは理屈です。
聞く耳を持たなければ無意味です。
状況を見て切り出しましょう。
③遺言書の内容について触れない
場合によっては「死ぬのを待っているのか」
「遺産目当か」という
想いを持たれる事があるので内容については触れないのが
良いでしょう。
内容などは次のステップで話すことにしたほうが良いです



直接に伝えることに成功すれば良いのですが

うまくいかなかった場合

「死ぬ準備をしろと言うのか」

「絶対に遺言書は書かない!」

と言葉にしないまでも、そのような感情

を持たれるリスクがあります。

キッカケを待つのではなく作りだす

前段で「キッカケをとらえる」
と書きましたが

・近所の人や身内の人に、やたら死んでもらう
訳にもいきません。
・いつテレビ番組が放映されるか? タイミングよく居合わせられるか?



偶然であるキッカケはいつやって来るかわかりません。

例えば、相続に関する分かりやすい書籍を買ってきて


目につくところに置いておく。

これはアリだと思いますが、少しワザとらしいですよね。


一番上に表示しているチラシを利用して

・新聞に挟んでおく。
・どこかにさりげなく置いておく
・あるいはポストにはいっていた、と言って渡す
などして目にしてもらう。

などどうでしょうか?

※このチラシは当事務所が配布しているものです。
「遺言書は縁起が悪いものではない」事を
アピールするもので
「遺言書のメリット」「遺言書がないと困ることになる」
などの、理屈は書いていません。
遺言書を考えるキッカケになればと作成しました。

ご希望であれば下の「お問合せ」から「チラシ送付希望」と
メールを頂ければ画像データを送らせていただきます。
プリンターをお持ちでない方は住所を書いていただければ
印刷したものを郵送します。
※郵送時の案内文は「ご要望頂いたチラシ・・・」
ではなく当事務所の一般的なご挨拶とさせていただきます。


【お問合せ】



どうぞお気兼ねなく、お申し付けください。
しつこい勧誘などはしていませんのでご安心ください。